R/C戦車、走行調整方法

 この度は、当方のR/C戦車をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
さて、戦車を前進させるとまっすぐ走行しないという現象が起こりますので、それを調整する方法を書きますが・・・

ハッキリ言って、どんなに調整してもまっすぐ走行しません。

どうしても左右どちらかにゆるやかなカーブを描きます。 というのは、
履帯を回転させるのに左右1個づつのモーターを使用してますが、この2つのモーターを同調する機能がないため。
また、転輪と軸の遊びが大きいことや左右転輪の回転摩擦抵抗の違いなどがあげられます。 
それでも、できるだけまっすぐ走行させる方法を書きます。


使用する工具
左から

綿棒
田宮 ミニ4駆用グリス(推奨)
精密ドライバー(+)
小さいラジオペンチ

写し忘れましたが、プラモデル用ニッパ

まっすぐ走行しない、履帯が外れやすい
 戦車を前進させ、曲がる方向(右に曲がるなら右側、左に曲がるなら左側)の履帯を外し、転輪(中3つ)及び起動輪(一番前)とシャーシの間にラジオペンチを差込テコの応用で転輪及び起動輪を持上げて抜く。

誘導輪(一番後ろ)は外さないこと
 起動輪と転輪を外した写真

転輪及び起動輪を止めてるピンは無くさないように注意。
 綿棒にグリスを塗り、軸の周りに薄くグリスを塗る。

 転輪や起動輪にバリが残って入ればニッパで除去する。
(綿棒の先に小さいバリ)

 転輪、起動輪、履帯を組付けて走行し、改善してれば終了。

履帯が動かない
 誘導輪(このR/Cでは起動輪になる)が上下にグラ付き過ぎるとギヤの噛み合いが悪くて回転しないので、ドライバー先端のスキ間にパテなどで埋め、グラ付きを抑える。

 (この誘導輪の軸はボディーで押さえ付けている。)


 隙間が小さいのに動かないは下記参照。
 ボディーを止めてるネジを4ヶ所外す。
 ドライバー先端のギヤカバーの突起でギヤ位置を決めているので、この突起が小さいとギヤの噛み合いが悪くなり回転しない。
 小さいワッシャー(写真はネジM2用)を用意する。
 ドライバー先端のギヤカバーを指で持上げる。
 奥のギヤを外側に移動すると、隙間ができるのでワッシャーを入れる。
 ギヤにグリスを塗り、外側に移動したギヤとギヤカバーを元の位置に戻す。 外したボディーや転輪などを取付けて終了。
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