KSR-U Full LED化 ヘッドライト

2013/3/3

 秋葉原でほむらの盾の部品を探している最中、ヘッドライトに使用できそうな10w 12v LEDランプがあったのでついでに買ってみた。 しかし、コレが本当にヘッドライトとしての性能を満たすのか疑問があるため、KSRに仮設しテストを行う事にした。

価格:2480円 後日、ネットで半値以下で売っているのを知ってショック!

 取付け用のステーを製作。 

ホームセンターで適当な材料を見つけて作りましたよ。 と言っても切る・孔をあけるの工程だけだが・・・。

製作時間:30分 費用:600円 











 仮設ステーをハンドル左に取り付ける。

 2013/4/7

 次にランプの取付け、角度を合わせボルトを締める。

 点灯確認@

 通常のヘッドライトの光(これ以上明るくならないまで回転数を上げています)。

 点灯確認A











 LEDランプの光(アイドリング状態。回転数を上げてもこれ以上明るくならない)。 上に比べ色が薄く、明るさはあまり変わらず、視界がほんの少し狭い気がするがこれは角度調整でなんとかいけそう。 ちなみに、正面から見ると眩しい(感覚的には痛いに近いかも)ので、もしかすると対向車は迷惑かも・・・。 だが、結果的には走行には支障はなかった。 

 しかし、一つ問題がある。 Hiビームがないことだ。

 現在テスト中なので、まだまだ続きます。
写真なし  2013/4/25 10wが5個で50w???

 ネットでHiビーム用にLEDランプを探しているのだが、フっと思うことがある。 検索しHITした中に、10wのLEDを5個使用して50wと表示されるものがモノがあるのだ。 昔、何かの本で読んだことがあるが、10wの電球を10個用意しても100Wの明かりには遠く及ばないという話だ。 また、その本には10wの電球で100wと同じ明るさにするには電球を100個だか1000個必要と書いてあった。

 つまり、明るさで云えば50w=10wX5とはならない? ただし、w(ワット)は消費電力のこと。 10w電力消費するモノが5個あれば、確かに10wX5=50wの式は成立する。 俺っちは専門家でもないので、この辺のことは解らない、どなたか詳しい人がいたら一報頂けるとありがたい。

 上記の「50w LED」って写真を見るととても眩しそうなんだけど、自分の持論で「眩しいと明るいは、意味が違うよ」があるので、実際現物を見るまではおいそれと手も出せない。とはいえ冒険するにはチト高い金額。 うむむ・・。

 上記の赤字、今思えば「はじめに」のページで書いてる、「カンデラ」と「ルーメン」の関係だったのね。
写真なし
↑の話

簡単な実験してみた。 使用LED:3mm 白色 2180mcd

1個と2個点灯時の明るさ比較してみた。 ただし、計測器が無いので肉眼での確認になるけど。

結果、双方とも明るさはほぼ変わらない。 ただし、2個点灯の方が照射範囲は広い。

まとめると、同じLEDを増やしても明るさの変化はほぼなく、照射範囲が広くなり、消費電力が増えるということでした。
2013/06/29
ガレキ製作の方が忙しくなりましたので、この企画は一時中断します。


 2016/08/11
ガレキ製作も落ち着いたので、再び作業に入ります。

 しかし、技術の進歩はすばらしいのぉ〜
3年前には無かった、LEDヘッドライトなんてものが実用化されてますよ。 という訳で数ある中から選んだのはコレ!

未来技術研究所からリリースされてる「X-LED CC バイク用」 調べたPH7規格の中で一番ルーメン値が高く(Hi:9600lm/Lo:7200lm)、光量(照射範囲)/色調が変更でき、安定化ドライバもあるのでコレに決めた。 価格は送料込み2700円ぐらい。  



セット内容

LEDバルブ、ドライバー、延長コード、薄っぺらい取説、各種バルブに対応するアタッチメント。

PH7のアタッチメントが金属じゃないのが残念。
あと、取説に印刷されてる青と黄色のレンズは別売り。
光の色を変更できるのはイイけどレンズが1900円って高くない?

フロントマスクを外す。
ヘッドライトのソケット、ウィンカーのコネクターを外す。

ヘッドライトの配線3本を切り、ギボシ端子を付ける。
HiとLoはメス、アースはオスを取付ける。

 よく新しく取付ける電気系パーツ側を全てオスもしくはメスにしている人がいますがそれはマチガイ。 端子を外したときのショートを防ぐため、電源側の「プラス」は被覆されている形状を使うのだ。






本体取付けるとハーネス関係はこんな感じ。


LEDバルブを直接取付けるわけではなく、まずライトに付属のスプリングとPH7用のアダプターを付ける。














押し込んで回す。














LEDバルブを取付ける。
これも、押し込んで回す。
 フロントマスクを取付けるとメーターケーブルに干渉するぐらいスペース的にギリギリなので、左右ハンドルのスイッチ配線をメーターケーブル内側くるように取り回す。
また、このLEDバルブのアルミボディー部がかなり熱を発するので配線が溶けるのを防ぐ目的もある。

この製品のレビューを見ると、多くの人が振動でガタつくと書いてあるので、ある意味メーターケーブルで押さえ付けてる感じでイイカモ。


 さて、試験点灯させた・・・。

 わぉ! 光がアイドリングに合わせてチラつくので、車でいうACCから電源を取ることにした。 (キーをONにしたら電気が流れるヤツね)

ガソリンタンクを外す。
 黒いコネクターの茶色の配線に割り込みコネクター(写真、一番左の赤いやつ)を付けて、配線とその先にギボシ端子メスを付ける。

 私の場合、後々茶色の線に多数のイルミネーションを取付ける予定なので、割り込みコネクターで一杯(線に対して切れ込みが増え断線)にならないように1ヵ所から青の線を割り込ませ、これをACC専用として使用してます。

 緑の6Pコネクターの黄色の配線を切断し、ギボシ端子を付ける。 (ノーマルに戻せるように、ハンドル側をオス、ジェネレーター側をメスにする)

 黄色い線と増設した線を繋ぐ。







 ジェネレーター側のショート防止のため、黄色い配線ごとビニールテープを巻いて処理。

点灯確認! キーをONにしただけでライトが点灯し、チラつきもなくなったー。^^/

つぶやき
当初、プロジェクター型LEDランプを取付ける予定だったが、ステーなどの製作の手間やそれの重量を考えたらLEDバルブを付けた方がスマートでシンプルという考えになりました。 独創性が失われてしまった、無念。

点灯比較

上写真がノーマル
下写真がX-LED

結果、明るくさらにワイドなりました。
ただ、リフレクターの関係上中心部に影ができるので照射範囲の変更(調整)が必要。 多分本体に付いてる遮光キャップを外せば大丈夫だと思う。

ともあれ、

KSR Full LED化 完成及び終了。

X-LED CC バイク用 2700円
割り込みコネクター/ギボシ端子/配線  計300円ぐらい?

取付け時間 40分

後日、遮光キャップを外した。 うっすら中心部が暗いぐらい(あまり気にならない)程度になりました。 これで、変色レンズを取付けることはできなくなったけどネ。
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